今さら聞けない、マーケティング用語集

今さら聞けない、マーケティング用語集

どうも!
KPI、ROI、MQLなどなど、マーケターならではの英略語を連発し過ぎて、

日常会話がDAIGOさんみたいになってますよw

と後輩に言われた、職業病気味の加藤です。
YOS!(=ろしくねがいます)

さて、今回は、「今さら聞けない、マーケティング用語集」と題して、マーケテイング部でよく使う用語を、いくつかピックアップして解説したいと思います。

用語なんて覚えて意味あるの?

他事業部から新しくマーケティング部に異動になったそこのあなた!新入社員のそこの君!

「こんな用語覚えて、何の意味があるんだよ」という声が聞こえてきそうですが、本当にそうでしょうか?

イヌイット/ユピック言語圏では、雪や氷を言い表す言葉が100種類以上もあるそうです。
言葉が沢山存在しているということは、その言語圏にとって、それだけその領域が重要=生きていくのに必要不可欠だということも言えるのではないでしょうか。
もしあなたがイヌイット/ユピック言語圏に住む事になったとして、「覚えるのが面倒だから、全部“雪”って言っとけばいいでしょ」などと考えていたら、おそらく地域の方と話が噛み合わず、下手すれば死ぬかもしれないでしょう。(笑)

だから!面倒な気持ちも分かりますが、マーケティング部のメンバーとして生きていくのであれば、今のうちに、こっそりこのブログを読んで、用語の意味を理解して意識の齟齬が生じないようにしましょう!

今回は、マーケティング部での部内管理会議などの場で使われることが多い、分からないと会議についていけなくなってしまう用語を中心にピックアップをしてご紹介をします。Marketoの機能面での用語や、ITに関する専門的な用語などマニアックなものを避けて、まずは必ずおさえておいた方が良いと感じる頻出単語を選定しています。

これだけは抑えておこう!

MA
MA=Marketing Automation
マーケティング活動全般を管理・自動化するシステムのことです。製品としては、Adobe社の「Marketo」が有名ですね。
フォームを作って見込顧客を獲得する、メールを送信して見込顧客を育成する、ウェブの行動をトラッキングして有望見込顧客を抽出するなど、マーケターにとって便利な様々な機能を総合的に具備しています。
ルシダスも、Marketoをはじめとした各種MAツールのスペシャリストとして、様々なコンサルティングサービスをご提供しています。MAに関して何かお困りごとがあれば、まずはルシダスへ相談だ!
SFA
SFA=Sales Force Automation
営業支援システム「Salesforce Sales Cloud」などが有名ですね。
商談の状況や日々の活動報告など、営業活動全般に関わるデータを蓄積・分析することで、営業活動を「見える化」し、より効率的に、より売上をあげるためのシステムです。MAとSFAを連携させることで、さらに効果的・効率的なマーケティングを実現することも可能になります。
ルシダスの営業チームも、日々このSFAを使って営業データを共有しながら、さらなる売上向上に向けて切磋琢磨しております!
ペルソナ
商品やサービスを販売するにあたっての理想の人物像のことです。年齢や性別、居住地や職業などの属性情報だけではなく、価値観やライフスタイル、趣味趣向など、実在する人物として具体的に設定をしていくことが大切です。ペルソナを設定することで、社内外の関係者全員の意思統一が図れると共に、顧客目線でのマーケティング活動が可能になります。
ただ、このペルソナを作ることは、「目的」ではなく、あくまで「手段」です。ペルソナを作ることばかりに夢中になるのではなく、あくまでそのペルソナを使って、「どのようなマーケティング施策を打つか考える」「その施策を実行に移す」という所に、時間を割いてくださいね。
KGI / KPI
KGI=Key Goal Indicator
重要目標達成指標のことです。売上高や契約数などの、経営戦略レベルの最終目標のことを指します。

KPI=Key Performance Indicator
重要業績評価指標のことです。KGIを達成するための中間指標的な役割で、短期的な戦術レベルでの目標数値のことを指します。

各種KPIで設定した数値を達成することで、結果としてKGIを達成するというイメージです。
例えば、「今年中に彼女を作る!」というKGIを設定したとすると、「月に30人は新しい女性と会う」「月に10人は連絡先を交換する」「月に5人はデートに行く」というような各種KPIを設定して、そのKPI数値達成のために必要な施策を講じることで、KGIを達成するというイメージです……例えが不謹慎ですかね(笑)

ROI
ROI=Return on Investment
投資利益率、つまり費用対効果のことです。「この広告をいくらで出して、どれくらいの反響があったのか」「この展示会にいくらで出展して、どれくらいの見込顧客を獲得できたのか」など、実施したマーケティング施策の効果検証を行う際に用いられる用語です。ROIが高ければ高いほど、効率が良いマーケティング施策であるということが言えます。
彼氏持ちばかりの港区女子の高級合コンに行くことは、ROIが低いのでやめておいた方がいいですよ!……って、もうこの例えはしつこいですね。失礼しました。
CV
CV=Conversion
ウェブサイト上での成約、成果という意味で使われます。
ウェブサイトのゴール・目的である、「問い合わせ」や「会員登録」など、ビジネスに応じて様々なCVポイントを設定します。
マーケティング部としては、「いかにして、このCVの数を最大化するか」が至上命題です。ウェブサイトを改良したり、プロモーション施策を打ったりと、日々さまざまな活動を通じてCVの最大化を目指します。
ToFu / MoFu / BoFu
コンテンツマーケティングに力を入れているマーケティング部においては、日々この用語が飛び交っているのではないでしょうか?見込顧客がどの程度商品やサービスへの興味が高まっているかをステージ分けする際に、必ずと言って良いほど出てくるワードです。

ToFu=Top of the Funnel
興味関心の度合いが不明であったり、まだそこまで高まっていない初期段階のステージを表します。

MoFu=Middle of the Funnel
少し先に進んで、具体的な購入検討などには至っていないまでも、認知は進んでいる段階のステージを表します。

BoFu=Bottom of the Funnel
さらに先に進んで、購入意欲が芽生えて、検討段階に入った段階のステージです。

「あ、なんか聞いたことある」と思ったそこのあなた!はい、ルシダス通ですね。
ToFu、MoFu、BoFuについては、過去のルシダスブログで詳しく語っています。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

MQL / SAL / SQL
MQLの数、SALの数、SQLの数が、マーケティング部の目標数字として設定されている企業も多いのではないでしょうか?「今期はMQLの数をxxxx件にするぞ!」という感じです。

MQL=Marketing Qualified Lead
マーケティング部が様々な施策を通じて育成をしてきた中で、「この人は商品やサービスの購入をしてくれる可能性がある有望の見込顧客だ」として、営業部に引き渡そうと判断した見込顧客のことです。

SAL=Sales Accepted Lead
MQLの中から、営業部側で「この見込顧客には営業をしても良いな」と判断をして、マーケティング部からのパスを了承して受け取った見込顧客のことです。

SQL=Sales Qualified Lead
SALの中から、インサイドセールスによる電話確認や、営業担当によるヒアリングなどを通じて、しっかりと選別をした上で、営業部側で「この見込顧客に営業をしよう」と最終判断をした見込顧客のことです。

こちらについても、過去のルシダスブログで詳しく語っていますので、ぜひご一読ください。

……いかがでしたでしょうか?

マーケティングで使う専門用語は、ここでご紹介した以外にも様々ありますが、少なくとも上記の用語はスラスラ使いこなせるようになっておいて損はありません。共通言語が増えると、周りのメンバーと会話をするのもさらに楽しくなりますよ!

P.S.
DAIGOさんの略語については、「DAI語辞典」なるものが販売しているようですので、興味のある方は見てみてはいかがでしょうか(笑)

AGM!(=りがとうざいした)

執筆者プロフィール

加藤雄一郎
加藤雄一郎
神奈川県横浜市生まれ。大手通信会社にて流通サービス業界向けSI営業経験を経て、IT・WEBを活用したデジタルマーケティングに関する…[続きを読む]

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