効率の良い仕事って何なのさ?

効率の良い仕事って何なのさ?

目をつぶれば社長の顔に見えなくもない、マーケティングロックスターの池上です!(目を閉じて、想像力を働かすのです!)

経営者や管理職だったら毎日のように言っている「効率」。
現場の社員からすれば、耳にタコができるほど聞かされている「効率」。

効率化、できることはしてるよっ!!! って怒られちゃいそうですが、いま一度これが何を意味するのか、経営の観点、そしてマーケティングの観点から振り返ってみます。

「がむしゃら=効率」じゃない!

世の中の多くの通称「効率化」は、ただのやせ我慢や、必ずしわ寄せのくる一過性の瞬間最大風速的な努力でしかないケースが多いように見えます。

本質的に効率的になっていないから、継続性がなかったり横展開が無理だったりする。
「効率化」というWhatの部分は定義されているのに、Howの部分を誰も教えてくれないから、という理由もあるでしょう。

でも、効率化って一言で言ってしまえば、要領よく何かをする、という意味です。
決して、息を止めて必死になるとか、そういうことではない。
「要領よくやる」というのさえ意識すれば、Howは色々と生まれます

「完璧よりも、完成している方が良い。」
——マーク・ザッカーバーグ
(”Done is better than perfect.” – Mark Zuckerberg)

たったこれだけの違いで、驚くほど効率化したりします。

さらに、終わらせるデッドラインを作るだけじゃなくて、途中途中のマイルストーンのデッドラインも作る。
そして、厳守!
本当だったら10やればパーフェクトだったとしても、7できてればまぁ大丈夫なんだったら、その7ができてれば完成です。

「案ずるよりも産む」ほうが早く仕事が終わる!

何事もそうですが、思い描いている理想像(「完璧」ではなくとも「ここまでできてないとダメ」という、論理的な根拠のない思い込みも含む)に時間をかけて、アウトプットが生まれない時間は、何もしていない時間と同じなのです。

どんな仕事でも、マーケティングキャンペーンでも、アウトプットがあって初めて価値になるわけですから、そりゃ、完璧よりもまずは終わらせることです。

マーケティングメール1つとってもそうです。

デザインを追求して、細かい調整をしていると、どんどん時間を取られる。
でも、それは絶対にないといけない調整なのかと言われると、案外そうでもない。

だったら、必要十分までいけたらとりあえずナーチャリングのルーチンに入れて、エンゲージメントを少しでも生み出す方が、よっぽど効果的。
その結果、時間的余裕ができて新しいコンテンツの1つでも執筆していれば、効率化を達成しているわけです。

効率化したいのなら、逆転の発想で

当たり前のように要領よく(ずる賢い!?)仕事が板についたら、もう一歩チャレンジしたいのは、そもそもの仕組みや考え方をひっくり返すようなやり方を考えることです。

「難しい仕事には怠惰な人を採用します。
怠惰な人ほど、難しい仕事を簡単にこなす解決方法を見つけ出すからです。 」
——ビル・ゲイツ
(”I choose a lazy person to do a hard job.
Because a lazy person will find an easy way to do it.”– Bill Gates)

例えば、メルマガを定期的に配信しているが、ただひたすらメルマガばかり書いてて戦略立案する余裕がまったくない!!  なんて人だったら、MAのようなツールを導入して、メルマガではなくナーチャリングメールを活用することで、執筆地獄から抜け出してコンテンツをリサイクルする、というのも1つのアイディアでしょう。

怠惰な人は楽をするために並々ならぬ努力をする、という話かもしれませんね。(笑)

つまるところ、効率化は同じことを前より必死にやる、という意味ではありません。

効率化するには、頭を使って違うやり方や本質を見抜いて、上手に手抜きをする(結果が十分伴っていればそれは手抜きではない!)、要領よくやる、新しいやり方を考える、という癖を身につけることが大事です。

自分磨きしてますか?

決して陥りたくないのは、貧乏大工とノコギリです。

ノコギリが切れないから仕事の進みが悪く収入が少ない。
刃を研げば効率的に仕事ができて売り上げも上がるのに、刃を研ぐ時間を惜しんで必死に仕事を続ける。

こんなことにならないように注意! です。

それでもなお、上司が効率化っていうくせに、結果よりお作法、答えより方程式を重んじていて話にならない!! というあなた。

ルシダスでは中途採用も募集しておりますので、効率化を全面に出した経営体制でお仕事したい方は、ぜひご検討のほどよろしくお願いしま……す!?

執筆者プロフィール

池上ジョナサン
池上ジョナサン
株式会社ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認しており、経営とマーケターの二足のわらじでお客様の課題解決に邁進する…[続きを読む]

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