ペルソナってあまり重要じゃないかも

ペルソナってあまり重要じゃないかも

ペルソナの枠にはまらないことで有名な(!?)マーケティングロックスターの池上です!(でも復刻版電子ブロックみたいなおっさんホイホイにはよくひっかかります……)

さて、本日のブログは、実はペルソナがあまり重要じゃない件について。

釣りではありません、念のため。
そして、ペルソナには意味がないということでもありません。

ただ、ペルソナは、われわれルシダスのスタッフをはじめ、コンテンツマーケティングやデジタルマーケティングに取り組んでいるマーケターにとって、あまり意識しなくてもいい考え方かな、と思っています。

あえてペルソナを設定してみたら……

ルシダスでは、コンテンツマーケティングを実施するためのプランニングワークショップを開催していますが、たいていその席で最初に出るのが、ペルソナの話です。

ところが、ペルソナという軸がフィットする企業は実はそう多くはなく、特にB2Bにおいてはむしろ使えない場合が多いのです。

例えばこのブログ。
ルシダスのコンテンツマーケティングのメソッドに基づいて企画され、執筆されていますが、特に対象となるペルソナは設定されていません。

もし設定するとしたら、どんな人か考えてみましょう。

現在ルシダスが持っているデータによれば、

  • 30代前半の女性
  • 企業でマーケティングないしは営業販促系の部門に所属している方
  • リソース不足や経験不足を補うために日々頑張っている人

に最適なコンテンツ、ということになります。

ここまで読んで「あー、図星。それ私よ、私!」って思われたら……?
そう、あなたのことなんです。(笑)

そう単純には切り分けられないもの、それがペルソナ

本当はもっと間口は広い

しかしペルソナは、本来はもっと深掘りされた具体的な人物像のはず。
そうすると、例えば既婚者で、産育休から復帰して新たに配属になった一児のママで共働き、といった方がペルソナだったら?

「ん? それはちょっと私じゃないかも……」ってなりませんか?

「ちょっと違うかも」という程度ならまだいいのですが、実際には40代男性管理職も、20代女性営業職も、このブログを読んでいます。
そうなると、ペルソナって何の役に立つんだっけ? ということになっちゃいますよね。

このブログのフォーカスポイントがペルソナに偏ってしまうと、途端に「その他大勢」が蚊帳の外になっちゃいます。

この手のブログにはもちろん読者対象はいるのですが、それは必ずしも想定したペルソナに基づいたものではない、ということです。

大切なのは、「相手のニーズ」という基軸

じゃぁ、誰を対象にしているの? と問われれば……簡単な話です。

ペルソナを含むマーケティング概念と向き合いながら、コミュニケーション戦略を始めとした施策を担当しているけど、どうもしっくり来ていなくてもうちょっと良い知恵がないかなぁ、という困りごとを抱えている人です。

ですから、ルシダスのブログはペルソナではなく、読者の困りごとを軸にプランが作られています。

もう1つ意識しているのが、大人数の「読者」ではなく、今これを読んでくれているあなたという個人、つまり1対1のコミュニケーションだと思って書くことです。
「その他大勢」に向けて書かれた文章って、演説になっちゃうんですよね。

ブログに限らず、イベントの告知やメルマガ、製品案内などでもこういうところを意識すると、コミュニケーションはグッととりやすくなるんです。

ルシダスのコンテンツプランニングワークショップは、こういう「困りごと」という概念をはじめ、何のためにコンテンツをつくるのか、誰が、いつまでに、どうやって、どんなKPIに向けてやるのか、まで含めた包括的な内容で実施しております。
「ペルソナは作ったけどコンテンツってそんな簡単にはできないよな〜」とお困りでしたら、ぜひご相談ください。

執筆者プロフィール

池上ジョナサン
池上ジョナサン
株式会社ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認しており、経営とマーケターの二足のわらじでお客様の課題解決に邁進する…[続きを読む]

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