あなたの話の8割は忘れられる!

あなたの話の8割は忘れられる!

よくよく集中して考えないと前の日の夕飯に何を食べたのか忘れてしまう、マーケティングロックスターの池上です!

というボケのような話から始めましたが、忘れてるというよりは思い出すのに時間がかかっちゃうという、今日のお題に直結したお話です。

どんなに熱心に説いた話でも大部分は忘れられる

忘却曲線、というものを聞いた事ありますか? 19世紀のドイツ人哲学者、ヘルマン・エビングハウスの実験などに基づくものです。その細かな理論はさておき、要するに人は放っておくとすぐに話を忘れてしまう生き物である、という事です。

で、この曲線によれば20分で4割、2日で6割、1週間では実に8割も忘れてしまう! なんて言われてます。言われてるだけで実際には色々な付加要因もありますし、もっと言うとこの数字は忘却曲線の間違った解釈に基づいてるので正確ではないのですが。(苦笑)
(エビングハウス曲線は忘却率ではなく、節約率を描いてます)

それでも、人は反復的な学習がないと物事を忘れちゃうというのは、ロジックはさておき納得感のある話だと思います。

忘れられないためのマーケティングとは?

ルシダスにとってのマーケティングの根幹はコミュニケーションであり、コミュニケーションの根幹は「伝えたか」ではなく「伝わったか」ですから、実はここはものすごく大事なテーマなんです。

メールに限らず、人に何かを伝えようとする時、熱意があふれるあまりに情報を詰め込みすぎたり、早口で喋ったり、プレゼンのスライドに所狭しと文字で埋め尽くすということがあります。だからと言って「伝わる」わけではなく、また「覚えてもらえる」わけでもないのは、もう十分にお気付きかと思います。

だから、ルシダスでは以下の点に必ず注意をしています。

1.伝えるために情報量を徹底的に絞る

ルシダスのこのブログも、実は社内規程で1本あたり概ね1,200文字以内、と決まってます。それ以上書いても読まないし、読んでも覚えられない。

だから、消去法で削って削って、絶対に必要なもの以外は削除!

2.興味を引くために面白くする

「忘却曲線」を作った人のフルネームを思い出せますか? さっき読んだばっかりですよ!?w
人間はロボットではないので、興味関心のあるもの以外は忘れます。
このブログであえて忘却曲線の具体的な数値を含んだグラフや数式を掲載してないのも、どうせ興味ないでしょ? と思ったからです。

逆に、刺激的なタイトルをつけたり、本文中に質問を交える事で読者を引き込ませる方が興味を持ってもらえます。

3.反復的にコミュニケーションをとる

それでも人間だから色々忘れちゃいます。だから定期的にメールで見込み顧客と連絡を取りますが、そのメールもあまりしつこく送ってると読んでもらえなくなります。

「伝える」努力はしてるのに「伝わらない」事になってしまうので、メールをする頻度には気を使ってます。

4.箇条書きをつける

本文の細かい事は忘れちゃっても、箇条書きだけなら思い出しやすくなります。
伝えたい事を短く、要点にまとめるのも重要です。

これらを実践すると、「伝えた」だけでなく「伝わった」コミュニケーションに近付けます。マーケティングメールはもちろん、プレゼン、社内メール、デートのお誘いに! 実践してみてください!

これがコミュニケーション上手になるための秘訣ですよ!
「うちのコミュニケーションも、もうちょっと伝わるようにできるのかな?」と思ったら、ご相談ください!

執筆者プロフィール

池上ジョナサン
池上ジョナサン
株式会社ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認しており、経営とマーケターの二足のわらじでお客様の課題解決に邁進する…[続きを読む]

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