Marketoの「チャネルとステータス」

Marketoの「チャネルとステータス」

「目標を持って、コツコツと積み上げることが成果につながるの!」なんて偉そうなことを子どもに言っておきながら……筋トレやダイエットを全くコツコツ積み上げられていない高橋ですw 目標への成果がどんどん視覚化されたらもう少しモチベーションが保てるのに?!(残念ながらすぐに結果は出ないのだ!)
Adobe Marketo Engage (以下Marketo)の施策でも、頑張ってプログラムを作り稼働させているのに、「これってうまく進行してるの? 成果出てるの?」とモヤっとなっていませんか?
そこで、施策の「目標とステップ」が視覚化できるチャネルとステータスの活用についてお話しします。

Marketoの「チャネル」ってなに?

Marketoでプログラムを作る際に、必ずチャネルを選択することになりますが、この「チャネル」、なんとなく選んでいたりしませんか?

一般的なマーケティング用語でのチャネルは、媒体や流入経路など「お客様との接点」のことを指しますが、Marketoの機能としての「チャネル」は、端的に言うと「施策の種類」に当たります。施策を実施するためのMarketoのプログラムの種類は4種類あり、必ずしも施策の種類と同一ではありません。
例えば、「イベントプログラム」は「イベント」を管理するためのプログラムですが、イベントと一言で言っても展示会のようなオフラインのイベントもあれば、ウェビナーなどのオンラインのイベントもあります。ウェビナーでも、単独での自社開催や共催など、いろいろな種類がありますよね。
それぞれの施策に適したチャネルを選択することで、その後の管理や活動が、とてもしやすくなります

チャネルとステータス

各チャネルにはそれぞれステータスが設定されており、これは「施策の目的に対する達成度」を示します。実はステータスを割り振らなくても、ウェビナー開催やメール配信など、プログラムは問題なく稼働します。ですが、きちんとステータスを管理できているのとできていないのとでは、大きな違いが出てくるんです!
施策においての「ステップ」や「ゴール」を設定することで、プログラムの対象となるリード(プログラムメンバー)のステータスの進捗や成功率を確認できます
以下は施策とそのゴール、ゴールに至るまでのステップの一例です。

施策 ステップ ゴール(成功)
単発メール配信
  • 送信済み
  • メール開封
  • メール内リンククリック
メール内リンククリック
DLコンテンツ
  • 送信済み
  • メール開封
  • メール内リンククリック
  • フォーム入力
フォーム入力
イベント
ウェビナー
  • 招待済み
  • 登録済み
  • 参加
  • 不参加
  • オンデマンド視聴
参加
オンデマンド視聴

プログラムステータスの活用

管理をするだけでは何もうれしくないので、ステータスの活用について、わかりやすいところで「ウェビナー」を例に見てみましょう。
ウェビナー開催はイベントプログラムまたはデフォルトプログラムで作成しますが、どちらにしても、適しているのはウェビナー用のチャネルです。
ステータスを管理するには、ステータスを付与するスマートキャンペーンを設定する必要があります。例えば下記のようなステータスを設定し、その管理をしていきます。

ステップ ステータス ステータス付与条件 成功条件
ステップ 1 招待 招待メール配信で付与
ステップ 2
  • 申し込み
  • 登録済み
フォーム入力で付与
ステップ 3
  • 参加
  • 欠席
実際の開催で、参加・不参加により付与 成功
ステップ 4 オンデマンド視聴 オンデマンド視聴で付与

このステータスのいずれかを「成功」と定義すると、「成功」ステータスとなっているリードは、その施策の目的が「達成」できたということになります。
では、このウェビナーでステータス管理をするとどんなことがわかり、活用できるでしょうか。

招待と登録ステータス
申し込み済みのリードがわかるので、招待ステータス止まり(招待したけれど、登録に至ってないリード)の方へ再度の案内をするかどうかなど、状況によって判断できる
参加・不参加ステータス
申し込みをしたけれど、不参加だったリードの把握。また、参加したかどうかにより、開催後にそれぞれ内容が違うThank you メールの出しわけをしたり、不参加でも後日オンデマンド視聴しているHotなリードを確認できる

さらに、その後の活動でも施策の種類を越えた比較などもしやすくなります
例えば、過去のウェビナーに申し込みをしたけれど、参加してくれなかった人だけを抽出したレポートや、追加施策を考えていくのも楽になります。展示会とウェビナーでは、どちらの反響が大きかったのか、成功率が高い結果だったのはどちらかを比べ、その後の施策の参考にすることも可能です。

ほら、ステータス管理により、次の施策の考案がしやすく、またわかりやすくなると思いませんか?
もちろん、このステータスをきちんと管理するには、適切なチャネルの選択と、そのステータス付与の設定が重要になってきます!
ということで、やってみたいけれどちょっと難しいな、どう使えるのかまだわからないな、という場合は、ルシダスへご相談ください!!

執筆者プロフィール

髙橋美由紀
髙橋美由紀
生まれも育ちも、ここ大雪山のふもと旭川。幼い頃から海外に憧れ、高校卒業と同時に旭川を飛び出し、今度はロッキー山脈のふもとの大学で海外生活を満喫…[続きを読む]

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