経理担当者は見た!クラウドツールのデメリット

経理担当者は見た!クラウドツールのデメリット

以前のブログで、『会計freee』『給与計算freee』という経理ソフトを例に、クラウドツールのメリットについてお話ししました。
今回は、デメリットの側面についても分析してみます。

デメリット1. 発展途上にある

必ずしもクラウドだから、とは言い切れませんが、大半のツールはまだリリースされてから日が浅いため、発展途上状態にあります。
例えば、従来のソフトならすでにあるはずの機能が備わっていなかったり、ユーザー目線で見ると中途半端な状態で新しい機能がリリースされていたり。
実はこれ、何も新興ベンチャー製品だけに限った話ではなく、例えば、ITの世界では老舗中の老舗、某オフィス製品のサービスにも言えることです。
こうした背景には、ユーザーからの要望に応じて新たな機能が順次リリースされるという、クラウドならではの開発状況があるようです。
ユーザーと開発者の距離感が近いというか、一緒にそのツールを育てていくような感覚があるのは、むしろメリットとも言えます。

デメリット2. 予告なくインターフェイスが変わる

ある日アクセスしてみたら突然インターフェイスが変わっていた、なんていう場合もあります。
こんなとき、更新をせずに使い続ける、あるいは以前のバージョンに戻すなどといった選択肢はないため、サポートに質問したりして、自分なりの使い方を再構築しながら慣れていく以外に方法はありません。
インターフェイスや機能の変更は、何かしらメリットがあるからこそ行われているはずなので、ユーザー側にも得られる利便性があるでしょう。

経理担当者は見た!クラウドツールのデメリット
開発者とユーザーの距離が近いことが、クラウドの強み。
自社との相性

クラウドツールは今まさに新規開拓されている分野なので、開発会社の思想が自ずとそのツールの方向性にも現れるようです。
私も実際にfreeeを使ってみて、自社との間に共通点を感じました。それは、既存のものに疑いの目を向け、新しい需要を生み出そうとする視点です。
クライアント様が少人数のチーム、あるいは未経験の分野に挑戦される場合でも、マーケティング活動で確実な成果を得られるよう、必要な部分はお手伝いし、ブランドやプロジェクトを共に盛り立てていく。それがルシダスの目的です。

そういう意味で、合理性の追求、先端技術志向を背景に、未経験者であっても実務を遂行できるように設計・サポートされているfreeeに、共通の理念を感じるのです。
「経理は経験者のもの」という常識を覆したツールだと思います。

あ、本当に、私はfreeeの回し者ではありませんので……笑。

以前も述べましたが、幸いにしてクラウドツールは、パッケージ版よりも導入の敷居が低いものが多いので、導入前の検証が可能です。
「昔ながらのやり方の方が合っている」という方はぜひ、無料の試用版などで色々なツールをお試しください。たくさんの種類の中から、きっとご自分のニーズに合ったものが見つかるはずです。

そして、既存のソフトにはない、クラウドがもたらす恩恵に驚かれることでしょう。

執筆者プロフィール

長坂朋美
長坂朋美
ルシダスの設立当初から経理総務担当として奮闘してきましたが、実は経理も総務も初体験で、仕事を覚えるまではひと苦労でした。それが一段落した頃、もともと…[続きを読む]

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