HTMLメールを共有する裏ワザ

投稿日 2024年3月29日
更新日 2024年6月19日
著者久保学
カテゴリーメールマーケティング

自分の誤りには全く気づかないくせに、他人の誤りはすぐ見つける久保です。
今日は日夜メールアセットを作成するあなたに、Adobe Marketo Engage（以下、Marketo）でHTMLメールを簡単に不特定多数へ共有できるTipsをご紹介いたします！

そのメール、本当に送信して大丈夫ですか？

メールに誤りがあってはいけません。
誤字脱字がないかはもちろんのこと、CTAボタンの遷移先ページに誤りがないか？　など見なきゃいけない部分はそれなりにありますよね。しっかりセルフチェックをしたとしても、作成者の一存でメールアセットを承認し送信することは危険。送信後に誤りに気づいたのでは手遅れです。
だからこそ第三者チェックを行い、「このメールは複数人で確認してOKだったから送信して大丈夫！」というプロセスを踏むのが非常に重要です！

とはいうものの

……が、実際にメールを第三者にチェックしてもらうには、意外と手間がかかります。最もポピュラーな方法はサンプルメールの送信ですが……

・サンプルメールを送られる側：埋もれる

社内社外問わず、日々たくさんのメールが来ますよね。その場合、あなたが送ったサンプルメールも確認者の受信Boxの中に埋もれてしまい、「ごめん。見つからないからもう1回送ってくれる？」となりがちです。

・サンプルメールを送る側：対象が増えた場合、都度送信しなければならない

「内部確認は終わった。よし配信だ！」というときに「営業と所管部門にも確認してもらってくれる？」というのもよくあること。一度に言ってくれればまだいいものの、小出しに依頼が来た場合、その度にサンプルメールを送信する必要が出てきます。これって意外と面倒ですよね。
（配信まで猶予がないときに限ってこういうことがよく起きるのは私だけでしょうか笑）

ではどうすれば良いのか。
お待たせしました。外部ツールに依存せず、第三者へサンプルメールを効率的に共有する裏ワザをお教えいたします！

その裏ワザとは……

ズバリ、「HTMLメールをWebブラウザーで表示させるためのURLを共有する」ことです。
そうです！　URLさえあれば、例えば確認する人が後から増えたとしても問題なし。「ブラウザーで確認できます。URLはこれこれです。」とさえ伝えれば、都度サンプルメールを送信する必要はありません！　SlackやTeamsといったプロジェクト管理ツールなど、社内で使い慣れたフローで共有できてしまいます。

具体的な手順を以下に示します。

共有したいメールアセットにアクセスし、「下書きの編集」をクリックします。
「メール設定」をクリックします。
「ウェブページとして表示を含める」のチェックをONにし、自分自身に向けてサンプルメールを送信します。
送信されたサンプルメールの上段にある「こちらをクリック」をクリックすると、ご使用のWebブラウザーでサンプル送信したメールアセットを閲覧できます。

こちらがWebブラウザーで開いた状態。
ブラウザーで表示できることを確認したら、手順4で送信されたサンプルメール内にあるリンクをコピーします。
コピーしたURLを共有します。

チャットツールやグループウェアなど、社内の関係者がアクセス可能な場所に共有するのがオススメ。これで都度サンプルメールを送信する手間から解放されます！
なお、「メールが正しく表示されない場合はこちらをクリック」のテキストは、管理ロールを割り当てられている方であれば管理画面の「メール」より変更が可能です。

注意点

URLの有効期限は6か月間です。（当社調べ）長期にわたり共有する場合には、メールアセットを複製し、再度Webブラウザー表示用のURLを生成する必要があります。
件名、プレヘッダーテキストは表示されません。そのため、件名やプレヘッダーの確認が必要な場合だけは引き続きサンプルメールでの確認になります。

最後に

今回は、効率的にメールアセットの内容を共有できるTipsをご紹介しました。
「よくわかった。だがしかしそもそもどのようなメールを作ればいいのかがわからない……」というお悩みをお持ちの場合には、ルシダスではMarketoのメールテンプレート作成サービスを提供しています。参考にしてみてください！