複数EGプログラムで同名ストリームを使う時の落とし穴

日本のラーメンが大好きですが、メンマがどうしても苦手で抜きで注文したいと思いつつ言い忘れがちな楊です。（ごく稀に食べれるメンマには出会ったことがあるので、たけのこが嫌いなわけではありません！）

今回はMarketoのエンゲージメントプログラム（以下、「EGプログラム」）を活用しているあなたに、プチ情報を共有したいと思います。

ぜひご一読の上、普段の運用にお役立てください。

商品別のEGプログラムと同名のストリーム

今回は、架空の人気ラーメン屋「J」のナーチャリングだとしましょう。
（あんまりないケースかと思いますが、気にしません！w）

「J」の看板商品は「醤油」と「味噌」の２種類（今回は説明のため心苦しくも「塩」を割愛）、より魅力を伝えてファンを作るため、醤油と味噌、それぞれのEGプログラムがあります。（ちなみに、１つのラーメン店でも醤油、味噌、塩と複数のスープの用意があるのは北海道ならでは!?）

どちらの味も、お客様のエンゲージメント（来店状況）の度合い別に「新規（Newcomer）」「リピーター（Repeater）」「常連（Regular）」の３つのストリームを設けています。

ストリームのメンバーをまとめて抽出！

さて、次のマーケティングミーティングで、「醤油」の「常連（Regular）以外（＝新規とリピーター）」はどんな方たちがいるのかをマネージャーYが報告することになりました。

人数（ストリームのメンバー数）だけなら簡単にわかりますが、「どの人たちか？」となると、スマートリストを作る必要があります。

ということで、スマートリストを作り、フィルター「エンゲージメントプログラムのメンバー」を使用して「醤油」の「常連（Regular）」以外を抽出します。

同時に選びたいが、選べない?!

無事に報告できたと思いきや、今度は「醤油」と「味噌」の「常連（Regular）」はどんな方たちなのかを報告することになりました！

どのようにすれば抽出できるでしょうか？

残念ながらこの方法では抽出することができませんでしたので、以下のようにフィルターの組み方を変えてみます。

これで「醤油の常連もしくは味噌の常連」というスマートリストが作成できて、無事に抽出ができて報告しました！（マネージャーYほっとしましたw）

検証で分かったこと

ストリームの名称は同じでも、実は全くの別物！

では、複数のEGプログラムを選んだ場合、ストリームは複数で選べないのは何故なんでしょうか？

それは、EGプログラムそれぞれでストリームは別物だからです。

たとえ、例のようにストリームの名前が同じでも、ストリーム自体は別物です。ですので、各EGプログラムの各ストリームを指定してあげなければいけません。

つまり複数のEGプログラムを選んだ場合、ストリームはそれぞれ違うので（名前が同じとしても）、指定はできないということです。

そこで、さらに不思議に思いませんか？

EGプログラムの指定が１つであれば、そのEGプログラム内のストリームは複数選択できます。それもお互い別物に感じますが、どう考えたらいいでしょうか？

それは、Marketoの仕様上、ストリーム自体は別物ですが、EGプログラムは同じものなので、ストリームの複数選択ができるようになっています。

最後に

以上、架空のラーメン屋―「J」のマネージャーYが業務中に気づいた些細なことでした。
とてもスポット的な内容で、あまり汎用性がないように思われるかもしれませんが、「大丈夫」と思っていた指定でも、実はエラーを起こしている場合があります。

ここで言えることは

Marketo運用はもちろん、マーケティングのノウハウを豊富に持っていますので、お悩みならぜひルシダスへ！

【後記】
あ、今回割愛した「塩ラーメン」の客データはどうなってるかって？
それは、またの機会に披露させていただきますので、楽しみにしていてください!!