こんにちは!
先日、家族の介護手続きに必要な書類がPDFで用意されているというので、早速メールで送ってもらうようお願いしたら、紙出しした実物が郵送されてきたホンダです。
さて、今回取り上げるはそのPDF。
今ではかなり広く普及していて、マーケの現場でもダウンロードコンテンツ(以下、DLCと略します)でよく使われるファイル形式ですよね。
でも、私たちがクライアントからお預かりするPDFの中には、時々「開けてびっくり」なものがあります。
ここでは相手に渡して「やっちまった〜!」になる前に、気をつけたいポイントをまとめてみました!
名付けて「開けてびっくりPDF事件簿」。
あなたも気をつけないと、ホームズに「君はただPDFを眼で見るだけで、観察ということをしない」なんて言われてしまうかも?
ファイル容量大膨張事件
「DLCはこのデータでお願いします!」と送られてきたPDF。
が、とにかくダウンロードにも、開くにも時間がかかってしょうがないので中身を見たら、なんとA4ペライチで50MB!
見た目は普通なのに、どこでそんなに膨張してるの?
【原因】
PDFの容量が膨張する原因の筆頭は、なんと言っても画像のデータ量がムダに多いことで、ご多分に漏れずこのケースもそうでした。
デジカメ撮って出しの画像をリサイズせずに丸ごと貼り込んでいたり、大部分がトリミングされている画像を多用していたりすると、これはもうテキメンです!
【対策】
隠れた社内事情が明るみに!事件
入稿したPDFをアップしてブラウザからアクセスして見ると、タブに「取扱注意〜」の文字が!
【原因】
ブラウザでPDFを表示させると、PDFのプロパティに登録されているタイトル(ファイル名ではなく)が、ページタイトルとしてタブに表示されます。
このケースは、そこに必要のない文字が含まれていた結果起こったものでした。
PDFのプロパティは、AcrobatでPDFを開くと見ることができ、ここにタイトルはもちろんサブタイトル、作成者やキーワードなどの「メタ情報」が入っています。
タイトルが仮のままになっていたり、データの使い回しで作成者が他部署になっていたりなど、お心当たりはありませんか?
これらがブラウザで表示されたり、検索エンジンに拾われて結果に反映されたりする前に、とにかく修正!
【対策】
それじゃPDFの意味なくね?事件
「これを原稿に」と、クライアントからお預かりした製品チラシのPDF。
説明文をコピーしようとするも…あれれ?文字が選択できない!
仕方なく手打ちしたものを、さらに社内チェックしてもらって、合計1時間近いロス。
【原因】
PDFで文字が選択できない原因は単純で、そこに文字の要素がないからです。
きちんと元データから書き出されたPDFは文字がコピーできたり、URLがクリックできたり、中身を検索できたりと色々便利。
でも、紙の文書をスキャンして作られたPDFは、文書全体が一つの大きな画像になってしまうので、サイズは大きいわ、中の文字や図形が取り出せないわで、わざわざPDFにする意味がありません!
【対策】
これらのポイントをきちんと押さえて、誰が見ても恥ずかしくないDLCで、更なるリードジェネレーションを!
とはいえ、DLCだけがリードジェネレーションの施策ではなかったり、PDFだってまだここには書ききれない使い方や落とし穴が…
ご心配なら、あれこれまるっとルシダスにご相談下さるのが、安心への最短ルートです。
執筆者プロフィール
- 学校では音楽関係の勉強をしてきたにもかかわらず、写植オペレーター兼版下フィニッシャーとして、約30年前にそのキャリアをスタート。工場にゴロゴロいた、もと活版…[続きを読む]
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