チームのスピードを下げる「伝えたつもり」

チームのスピードを下げる「伝えたつもり」

小さなチームのリーダーとして、日々仕事に追われている上村です!

チームで仕事を進めていると、「説明したのに、うまく進まない」とか、「経験のあるメンバーなのに、手が止まる」と感じることはありませんか?

今回は、私の失敗談を交えながら、チームのスピードを下げていた原因と上がった理由をお話しします。

制作現場で感じた「急いでいるのに進まない」違和感

以前、営業から「ある企業へプレゼンをするので、資料を作ってほしい」と依頼がありました。

私は後輩に制作を依頼したのですが、上がってきたのは文字装飾が施されただけの資料。私の認識では「相手に理解や納得をしてもらう提案資料」でした。ところが、後輩は「見た目を整える資料」だと思っていたのです。

プレゼン日も迫っていたので「そうじゃない……」と頭を抱えてしまいました。

「伝えたはず」がすれ違いを生む

原因は、私の「伝えたはず」という慢心です。

営業から聞いたプレゼンの背景や目的を、後輩の理解レベルに合わせて説明できていなかったのです。

リーダーは忙しいほど「これくらい伝えれば分かるだろう」と背景や目的を省略しがちです。しかし、作業者は「何を目指せばいい?」「どこを重視すればいい?」と、迷いが生まれます。

その結果、経験の有無に関係なく、手戻りや作業の停滞、余計な確認や修正が発生してしまうのです。

意図の共有で、チームの動きが変わった

そこで私は、後輩に合わせて、背景や目的など、意図の共有を意識しました。

  • 例えば、営業がプレゼンを行う経緯や背景、資料に何を求めているのかを噛み砕いて説明しました。
  • また、「昔の先生や親戚に似た人はいない?」とターゲット像を具体化し、
  • 過去のプレゼン資料や、相手企業の業界デザインの傾向を一緒に見て、完成イメージを共有しました。

すると成果物のずれは減り、「こういう見せ方はどうでしょう?」と提案まで出てくるようになったのです。

メンバーが自分で考えて動けるチームへ

「普通わかるでしょ」と省いてしまった部分こそ、チームのスピードを下げていた原因だったのです。

リーダーは「なぜ必要か」「どこを重視するか」といった判断基準まで共有することが大切です。そうすることで作業者も、それらを知見として積み重ね、次の案件では自分で考えて動けるようになるのです。

こうした判断基準がチームに積み重なれば、自走できるチームへと成長し、結果としてスピードアップにつながります。

これは制作現場だけでなく、マーケティングでも同じことが言えます。

施策の目的や方針、コンセプトといった意図が共有されていなければ、メンバーは判断に迷い、チームのスピードは上がりません。反対に、意図が共有されていれば、メンバーが同じ方向を向いて動けるようになります。

もし、マーケティング施策の「意図」の整理・見える化にお悩みでしたら、ぜひルシダスへご相談ください!

執筆者プロフィール

上村奈津美
上村奈津美
北海道富良野市出身。ドラマ「北の国から」の影響で町が活気に満ち満ちた中で育ち、昔から絵を描く事が好きだったのでデザイン学科がある旭川の大学へ。「仕事をするなら…[続きを読む]

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