2015年は試運転状態だったこのブログ、今年はもっと本格的に情報発信していきたいと思います。
年始最初のブログで取り上げたいテーマは、「ランディングページにおける動画のベストプラクティス」です。
見込み顧客のエンゲージメントを高めるためにはコンテンツ作りが不可欠であり、そのコンテンツの中で最もエンゲージメントが高まるのが動画です。
実践できているか否かはさておき、意識としてはかなり浸透してきたのではないでしょうか?
けれども、何でも動画を入れれば良しというわけではありません。
同じように、実装の仕方にも注意をしなければ、すべて台無しになってしまうこともあります。
この一例として近ごろ頻繁に見かけるミスが「自動再生」です。
リンクをクリックしてランディングページに到達したら、タラララ〜〜ン♪ というBGMと共に、突然動画が流れ出す。
アレです!
マーケターや経営者である前に、一人の消費者として、仕事とは関係なくこういうケースに遭遇することが増えていますが、
はっきり言って イラつく!! わけです。
すみません、本音出ました。(汗)

突然始まる動画と大きな音には、猫だってイラっとします。
いきなり再生すると音が出るので、会社にいると白い目で見られることもありますよね。
閲覧しているのがスマホだと、動画が始まる前に横に倒したいのに先に再生されちゃったり、イヤホンを差し込む暇もなく音が流れてしまったりで、何かと問題ありです。
実装したマーケターとしては、「クリックしてくれない人にも見てほしい」という心理が働いているのですが、忘れてはならないことが一点。
従来のテレビCMやバナー広告も含め、見たくないと思っている人に、強制的に何かを見せるということはできないということです。
自動再生にしたからと言って、見るつもりがなかったのに最後まで見ちゃったよ、という人は極めて少数派です。
むしろ、想定外の自動再生でイラッとして、タブやウィンドウを消してしまう人の方が多いのです。
つまり、自動再生で得られるのは、メリットではなくデメリット。急がば回れ。時として我慢することも重要です。
これまで、自動再生の優位性を謳った調査結果もいくつか見ましたが、どれもこれも、再生回数だけをベースに勝ち誇ったように数字を並べたものばかりで、本当に視聴者が閲覧したのか、エンゲージしたのかは二の次でした。自動再生していれば当然のように再生回数は上がるわけですが、そうなってしまうとPV(ページビュー)同様、実態としてはほとんど意味をなさなくなります。むしろ、長期的にはブランドを毀損していることの方が心配です。
長々と書いちゃいましたが、動画の自動再生のベストプラクティスは単純明快、
やるな!
これに尽きます。(笑)
執筆者プロフィール

- 株式会社ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認しており、経営とマーケターの二足のわらじでお客様の課題解決に邁進する…[続きを読む]
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