「メルマガを購読」という言葉の怪、いや貝!?

ルシダス東京オフィスのアンドウです。

3分で読める、ゆるいけどためになる情報をお届けします。

意味を理解してその単語を使っているのか

公私ともに様々なマーケターの方とお話をしたり、マーケティングメールを受け取ったり、ブログを読んだりしていますが、そのたびにモヤっとすることがあります。

「メルマガを購読」

ちまたでよく聞く言葉ですが、私は毎度モヤっとします。

メルマガを購読!? お金かかるの????

国語の先生は言っていた

「貝ってね、昔はお金として使っていたんだよ。だから貝がつく漢字はお金を意味するんだ」と。

昔の人はたった一文字の中にそんな意味まで込めていたんだ。
漢字って深いな……と、子供ながらに感慨深く思いました。

なので、私の潜在意識には「貝=お金」が定着しています。

財産、貯蓄、貧乏、負債、賞金、購入……

つまりは、

「メルマガを購読」=お金を出してメルマガを読む!

有料のメルマガっていったいどんな貴重な情報が書かれているのかしら?
……と、勘ぐってしまいます。

(私は今まで一度も有料メルマガを送ったことも受け取ったこともありません)

無料なのに“購読”なちぐはぐ問題

メルマガの登録を促す企業サイトにありがちな文言。

「無料メールマガジンの購読登録はこちらから」

もやもやもやもや……

新聞や雑誌を定期購読する、とは根本的に違います。
あれらは、それ自体が情報でありビジネス商材です。
何人も記者を雇い取材に労力をかけ編集をし、すごく手間暇がかかった貴重な情報です。
だから有料です。

一方、多くの企業はマーケティング活動の一環としてメルマガを活用してますが、製造業やIT企業がメルマガを購読って……。

マーケ界隈で「購読」が広まった所以を時系列に邪推

メールマガジンのマーケティングプロモーション黎明期

マーケターは思った。

メールマガジンの登録管理ってそもそもなんて表現すればよいのだろう……?
そうだ、新聞購読って言うよね、なんか同じ種族っぽいよね。
じゃあ「購読」にしよう、しかもそれっぽいし!
メールマガジン成長期

マーケターは思った。

メールマガジンの登録管理ってそもそもなんて表現すればいいんだろう……。いつも送られてくるあの会社は「購読」って言ってる。
へえ、メルマガも購読って言うんだ。
知らなかった。右にならえ!
メールマガジン安定期(※今ここです)

マーケターは思った。

メールマガジンの登録管理は「購読」
そんなの常識。

いやあ、邪推中の邪推ですが、あながち間違ってない気がします。

まとめ

もしも自分の中で、「?」が少しでも残っている言葉があるなら、鵜呑みにしないで立ち止まって考えてみるのもおススメです。
日々の仕事で使っている用語が、もしかしたら本来的な用法、あるいは世の常識から大きく外れているかも!?

そして、あなたがもし無料メルマガを「購読」と表現していたら、今からこっそり修正しておきましょう。

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