どうも!「餅は餅屋」という言葉をよく使うけれど、心のどこかで「餅屋?餅専門店なんて見たことないけど……」といつも思っている加藤です。
さて、今回は、自社のマーケティング戦略に関する相談相手を「社外」に持つことのメリットについて、お話しをしたいと思います。
……そんな声をしばしば耳にしますが、本当にそれは賢い方法なのでしょうか?
相談=壁打ち
「壁打ち」という言葉をご存知でしょうか?テニスなどで、自分一人で壁に向かってボールを打って練習する、アレです。
ビジネスの世界でも「壁打ち」という言葉が使われます。
ビジネスにおける壁打ちとは、
という作業のことです。
壁打ち相手に自分の考えのボールを打つと、想定外のスピードや角度でボールが返ってくる、それに対してまた返答をする——を繰り返すことで、自分一人で考えていた時とは異なる視点で深堀ることができたり、新たな発想をすることができるというメリットがあります。
最適な壁打ちができれば、良い戦略や施策なども思いつきやすく、ビジネスを加速させることができます。
壁打ち相手を社外に持つことのメリット
では、自社のマーケティング戦略に関する壁打ち相手を、社外に持つことのメリットについて考えてみましょう。
もちろん、これはこれで有用ではありますが、参加者が各々の意見を言い合うだけで、なかなか結論に至らず、ただ「話し合っただけ」という状況になるケースがしばしばあります。
また、上司部下、先輩後輩など、利害関係が強いため、発言に忖度が発生して、結局は「一番声の大きい人の意見が勝つ」という事態になることも少なくありません。
また、マーケティングという分野に関するプロフェッショナルであり、あなたの業界以外の様々な業界に関する幅広い知見を持っているため、社内のメンバーだけでは考えつかないような発想を与えてくれます。
社外のコンサルタントが、「他業界ではこのようなマーケティング施策を実施している」という知見を議論の場に投げかけることで、「では、自社に応用するとこのようなことができるのではないか!」というように、新たな気づきを得ることができます。
良い壁打ち相手とは
そんな壁打ちの相手ですが、本当に「壁」のように誰でも良いかというと、そういう訳ではありません。
そもそもの大前提として、マーケティングに関する深い知識や経験を持っている=スキルが高いということは、もちろん言うまでもなく重要ですが、それ以外にも大切なポイントがあります。
まず最も大切なことは、
です。
例えば、クライアントのビジネスゴールの達成は二の次で、自社の利益ばかりを考えて、無理に自社の商品やサービスの導入に誘導するようなコンサルタントは、まずもって言語道断です。
また、「相手のレベルに合わせて話ができるかどうか」ということも、大切なポイントです。
お互いにキャッチボールをしながら思考を深堀りしていく作業です。
そのためには、きちんと相手が返せるスピードや角度で返すことができるか、というのも重要になってきます。
とお悩みのあなた!
社内だけで悶々と考え込んで打ち合わせを繰り返していても、行き詰まってしまうかもしれませんよ。現状の打開に社外の壁打ち相手を求めるなら、ぜひともルシダスのコンサルタントにご相談下さい!
執筆者プロフィール
- 神奈川県横浜市生まれ。大手通信会社にて流通サービス業界向けSI営業経験を経て、IT・WEBを活用したデジタルマーケティングに関する…[続きを読む]
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