今更聞けないマーケ用語! PVは有効?

今更聞けないマーケ用語! PVは有効?

こんにちは! ルシダスの角波です。

今回、私がヒトバシラになって聞いてきたマーケ用語は、皆さん気になるPV(ページビュー)について!
そして「そうそう毎日チェックしているよ」というアナタ! 要注意かもしれませんよ!?

難解なマーケ用語が多い中、このPVは私にとっても直感的に理解のできる言葉でした。
こればかりは数が多い方がいいに違いない! と思っていましたが、弊社マーケティングロックスターはこちらにも難色を示します。

どうやらPVも注意しないと厄介なシロモノで、昨今は指標として有効ではなくなってきているらしいのです。

PVという単位の意味とその弱点

PV数とは、ウェブサイト内の特定のページが開かれた回数のことです。

1人のユーザーがページを閲覧すると1回、そしてそのページをリロードすると2回にカウントされます(さらにもう一度リロードすると、合計3回のPVとなります。)

また、別のページを見てから元のページに戻った場合も1回とカウントされます。

それだけです。良くも悪くも、それだけなんです!

どういうことでしょう?

たとえば、1人のビジターが同じページを10回リロードしても、10人のビジターが同じページをそれぞれ1回ずつ見ても、PV数としてはどちらも同じことになってしまいます。

つまり、リロードをしようが再訪問をしようが、1回のロードは何が何でも、ただ「1PV」とカウントされてしまうのです。

これでは、そのサイトのリアルな実態を掴むことはできません(もちろん、サイト全体でのPVではなくページ単位でのPVを確認することはできますが……)。

ページの設計の良し悪しでも変わってくるPV

たとえば、次のようなケース。

トップページから流入したビジターが探し物をしようとリンククリックしたけど、意図したページに遷移しない。再びトップに戻って違うリンクを辿ったら、これも違う。そして再びトップに戻ると……。
トップページのPVはムダに3回増えてしまいます

本当は、最初から目的のページに行けた方がよかったはずです。

はたまた、1人のビジターが広告をクリックして1回訪問し、また別な広告をクリックすると……前に見たのと同じページが現れて「またこのページかよ!」とイラっとする

こんなふうにページの設計が悪いあまり、訪問者が目的のページを探すのに手こずった結果、むやみにPVが増えてしまうのは良くないですよね。

気にしすぎ厳禁!

以上のようなことが現実にあるため、PVは、それ単体ではレポーティング上意味のある指標とは言えないようです。
むしろレポートからは省略した方がいいのでは、という見解もあります。

あくまで分析をする際に、一緒に使われることが多いUU(ユニークユーザー、つまり固有のビジター)と照らし合わせてみること。

  • PVとUUが近い場合は、再訪率が低いということ?
  • PVがUUより極端に高いのは、(上記の例のように)行ったり戻ったりが多いのかも!?

……といった気づきを得る程度の指標にとどめることがおススメです。

私のように、PVの増減に一喜一憂なさりませぬよう、皆様くれぐれもご注意くださいませ!

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