MA担当引き継ぎ3つのポイント

MA担当引き継ぎ3つのポイント

マーケティングオートメーション(MA)を使いこなせる人材が引く手あまたな昨今。
MA担当者の急な転職・異動で、引き継ぎを受けたものの、にっちもさっちも行かない状況だ! なんて声をよく耳にします。
長年MAに関わってきたルシダスから見るとそれは当然です。

その背景にあるのはMAの活用目的が定まっていないことや、場当たり的な運用をしてしまっていること。

こんな状況だと、どんなに時間があっても引き継ぎは完了せず、担当者が変わる度に、運用速度も質も劣化していくという悲劇が繰り返されます。

なぜ引き継ぎが大変なのか、どうしたら良いのか?

今日はいつか訪れるMA担当者の変更に備えて、今から行うべき3つのポイントをご紹介!

その1:MAの中は誰が見ても状況が把握できるか?

これは大前提のお話です。
御社のMAの中身は誰が見てもどこで何をしているか、また、そのプログラムで何を実施しているかわかる状態になっていますか?
導入から数年経つと、MAの中身が属人化してしまうなんてことも多々あります。
せっかく良い施策を行っていても、わかりやすいフォルダ構造、命名ルールになっていないと、後任に説明するのも、後任が短い期間で全体像を理解することも四苦八苦。

まずは今すぐフォルダ構造、命名ルールを整備しましょう。

その2:運用内容は明文化されているか?

次にMAを引き継ぐ場合には、後任者がMAの設定を理解し、更に新規施策を行う際に自分で設定できるようになる必要があります。
この技術習得にかかる時間はおおよそ半年くらいではないでしょうか?

参考までにお伝えしますと、弊社に入ったMA未経験の新入社員が(MAを毎日さわり、プロにいつでも質問できる環境で)独り立ちできるようになるまでに4ヶ月はかかります。

MAは試行錯誤しながらようやく習得できるようになるもの。
よって一般的な引き継ぎ期間の1ヶ月の間では前任者のレベルに達するのは無理でしょう。

とはいえ、実はMAをワンオペで運用している、という会社も多いようです。
担当者がいなくなったら教えてくれる人がいないなんてこともあるのでは……?

引き継ぎの場合には、前任者に基本的な使い方をマニュアル化してもらうのが良いでしょう。
また具体的な運用方法だけではなく、どうしてそのような運用になったのか、目的や当時の事情なども含めて『意図』も箇条書きだけでもあると違います。

その3:志と戦略の引き継ぎはされているか?!

最後に、MAはただのメール配信ツールではなく、統合的なマーケティングプラットフォームです。
自社の課題を把握し、あるべき姿を描き、そのために必要なことを考え、そこからさらに細かい施策を考え、実行し、PDCAを回していくことが必要となります。

短期的な目線だけではなく、長期的な目線で顧客との関係構築を考えられることが必須です。
前任者が考えた戦略があるならば、引き継ぎをしてもらうとよいでしょう。

今は困っていないあなたも、担当者がいつ辞めると言い出すか、はたまたMAでの成果を認められて次のミッションを与えられるか分かりません。
同じ人がずっとMAを活用して施策を回し続けるということはまずないでしょう。

いずれにせよ時間の問題です。

中身が属人化していないか、運用スキルが身についているか、戦略・施策を立てられるか。
これが担当者変更があってもMAを永続的に活用し成果を出していくポイントです。

はい、これは短期的な引き継ぎでは不可能です。
日々チーム体制を整え、たとえ一人抜けても問題ない体制を整えていくことが必要です。
今から体制構築をはじめていきましょう。

担当者が急に辞めてしまってどうしようもいかない!というあなたも、
今はワンオペだが、ゆくゆくは体制を整えていきたいというあなたも、
ぜひルシダスまでご相談を♪

永続的に使える体制構築のお手伝いをさせてください。

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