どーも!写真撮影が趣味で、ついカメラに散財してしまう、佐藤です。
さて、私が通常勤務しているルシダスの本社は、旭川にあります。
週末は暇を見つけてあちこち出かけ、スナップを楽しんでます。
そんな私がよく行く撮影スポットは、旭川一の観光名所、旭山動物園。
国内外から多くの来場者があり、家族連れやグループで賑わっています。
せっかく来たんだからと、スマホやデジカメで動物らしい姿を収めようと何度も粘っているのですが、「あ〜だめー。スマホじゃうまく撮れない!」とか「柵が邪魔で動物がちゃんと写んない!」と嘆く声がチラホラ。
いちいち教えていると、自分が撮れなくなるのでスルーしてしまいますが、今回は、もっと動物をちゃんと撮りたい、撮って家族や彼女や友達に「さすが!」と言われたい方に向け、どうすれば良いのか、コツをお教えします。
まずは、1枚の家族写真から。
授乳中だったアムールトラ。
不意を突いたつもりでも、母トラは気配を感じて睨みを効かせています。
柵が全く写っていませんが、どうすれば、こう撮れるのかご紹介しますね。
そのためには、まずは旭山動物園のことも知っておきましょう。
場所を知ろう!旭山動物園の行動展示ってこんな感じ
旭川市が運営する、日本最北の動物園。旭山にあるので、階段や坂など高低差があり、縦長に広いです。荷物多すぎ、カメラデカすぎの方は要注意。
この動物園のテーマは『伝えるのは、命』。で、動物本来の行動や生活を見せる「行動展示」が特長。しっかりブランディングしてますよね。
園内では鉄柵なしで笹を頬張るレッサーパンダが見られます。
望遠レンズで、AF(オートフォーカス)の効きが良ければカメラ任せで簡単に。
ホッキョクグマ館では、至近距離でこんなスリリングな体験ができます。
で、柵を写さずに撮るには、どうするの?
さて、冒頭のアムールトラの親子以上に難易度が高いのがこちらの写真。
端正で凛々しい表情のアムールヒョウ。
猫みたいな可愛らしさがあっても、猛獣でよく動くので頑丈な檻の中にいます。
でも、ひげは細かく写っているのに、柵なしに見えるのはなぜでしょう。


佐藤
ブブッー!いずれも違います。
マナーと安全を守って他の来場者と同じように見学しながら撮影しています。
手順はこんな感じです。
- 焦点距離200mm以上の望遠レンズを用意。
- 撮影モードをM(マニュアル)に(絞りf/5.6程度、シャッタースピードは1/125以上。被写体全体を程よくブレなく写せます)。
- マナーや安全面に気をつけつつ、柵にできるだけ近づいて場所を決める。
- オートフォーカスを切り、MF(マニュアルフォーカス)にする。
- ファインダーや背面液晶を見ながら、ヒョウの顔にピントを合わせる。
- 「ここ!」という場面で、カメラをしっかりホールドして静かにシャッターボタンを押す(タッチシャッターだとブレやズレが生じるので注意)。
遠くのヒョウの顔にピントが合っているので、撮影者に近いものほど写り込みにくいのです。
普段のブログより長くなってしまいました。
オランウータンくんも、こんな表情なので、そろそろ終わろうと思います。
どうでしたか?
最近デジカメを買ったばかりの方だと少し難しいかもしれませんが、カメラは使えば使うほど慣れてきて上手くなりますので、是非やってみてくださいね!